皆さまこんにちは。
野地伸卓です。
過疎オブ過疎の地、熊野市。
予想の通りどんどん若者が流出し人口が減り、高齢化が進んでいます。
憂うべき状況ではあると思うのですが、想定通りなので悲観しているわけではありません。
大切なのはこの状況下で「どんな行動を起こすのか」だと考えています。
人口が増えるとか減るとかいうのは、いつかの時代との比較なわけで、その比較対象であるいつかの時代が果たしてこの現代において良いのか悪いのか。
また、誰にとって良いのか悪いのか。これからもそれが良いのか悪いのか。
どこから見るかによってそんなのわかりません。
事実であることは変化が起きているといことです。
その変化に対してどんな行動を起こすのかが僕が大切にしていることです。
僕が熊野でやりたいなーと思うことは、熊野の良さを活かすことです。
熊野の良さとは、僕が良いなーと思い、かつ、誰かからも良いなーと感じてもらえそうなもの。
そのひとつが木材なわけで、それは日々良さを皆さんにお伝えするべく頑張っています。
今回のプロジェクトは主役は木材ではありません。
土地と建物です。
熊野市に遊木町という漁師町があります。
かつて「さんま漁」で栄えた町。
ご存知の通り、いまさんまの水揚げ量は激減しており、壊滅状態と言っても過言ではありません。
かつての賑わいは影を潜め、いまはすっかり静かな町となっています。
僕はそんな遊木町の雰囲気や景色が好きなんですよね。
裏は山、表は海。
車で遊木町に行くには1本の道しかなく、なんだか閉ざされた漁師町という感じで「特別な場所」と感じられるところ。
遊木町には空き家が多く、どんどん朽ち果てていっています。
いいところなのにもったいないなーと感じていたところに、僕の友人が「中古住宅を買った。民泊しようと思う。相談したい。」と連絡がありました。
面白い!と僕はその話に飛びつき、そのお家を見に行きまして
お家は漁港のすぐとなりで、鉄筋コンクリート造の大きなお家でした。
真ん中の白いお家。
玄関開けたら1分で港。
釣好きにはたまらないんじゃないでしょうか。(僕は釣りしませんが)
僕の友人はお金もないし、アイデアもない、宿泊業の経験もない。
でもなんかこれを活かしたい。とのこと。
僕も同じ状況です。
何かしたいけど、どうしていいのかわからない。
そこで考えたのが、野地木材と一緒に熊野林業と地域のの活性化プロジェクトを長年やっている早稲田大学の高口先生に相談しまして、高口研究室と一緒に改修プロジェクトを立ち上げようと言うことになりました。
これから学生達と一緒にどんな風に改修していくのか、そしてどんな風に利用していけばいいか。
楽しく考えていきたいと思います。
のじもくツアーのプログラムに組み込んだりとか、
これきっかけで漁業と林業の連携にならないかな?とか。
おもしろくなりそうです。
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