こんにちは。nojimokuインターンに参加した、岐阜県立森林文化アカデミー林業専攻の後藤です。
春休みを利用し、約一週間nojimokuでお世話になりました。
業務体験やディープな熊野観光など、盛りだくさんの内容で、インターンシップでこんなに楽しんじゃって良いのかな?と不安になる程の体験をさせて頂きました。
インターン前には、野地社長が直接オンライン面談で話を聞いてくださり、丁寧なご対応に感動していました…!
まず言いたいこと
インターン中、nojimokuの皆さんからは本当に多くのことを学ばせて頂きました。
印象に残っている言葉は、社長の野地伸卓さんがよくおっしゃっていた
「〇〇と仮定してみたんやけど」。
物事に対して、最初から結果を決めつけずに仮説を持ち、その検証を行っていくという考え方。
新しいことにどんどん挑戦していく大胆さと、次の一手について考え抜くこだわりの強さ・細やかさの二つの顔を持つ、nojimokuらしい価値観だな、と思いました。
製材所に限らず、どんな会社と比べても「他にない」と感じたnojimokuスピリッツを、まず最初に書かせて頂きました。
そして、はじめに
私は学校で林業を専攻していますが、林業の世界を知る内に、「もっと木が使われて、地域や山が良くなるにはどうしたらいいんだろう」という、木材の利用について興味が湧くようになりました。
一本の木を素材として価値を高める乾燥・製材といった林業の川中の世界が知りたい!という気持ちがむくむくと膨らむ一方、消費者への売り方もこだわっているところを知りたい…と企業を探している中でnojimokuのHPを発見し、
「木の会社なのになんか派手で可愛い!ここ面白そう!」とビビッときた気持ちのまま、インターンに応募させて頂きました。
インターンスケジュール
1日目 座学 ー nojimokuの取り組み紹介、工場見学
体験 ー セーザイゲームの体験
2日目 施工事例の視察同行
3日目 社員の方と熊野ツアー
4日目 座学 ー 品質管理についての取り組み説明
体験 ー プチ木工ワークショップ
5日目 広報の仕事体験 ー SNS投稿記事の作成
6日目 セーザイゲーム実践に同行
7日目 電車の時間まで熊野の林業を感じるディープツアー
1日目
南紀1号に乗って熊野市に到着。
野地社長(以下、伸卓さんと記載します。社員の方も、みなさん名前で呼ばれていて、アットホームな雰囲気でした。)にお迎えいただきました。
「きのもり」というnojimoku製品がふんだんに使用されたレンタルスペースに移動し、nojimokuの取組み紹介を頂いたあと、「セーザイゲーム」の体験として木どりに挑戦しました。
「この節さえなければ…」「こんなに丸太大きくても、使えないところ多いなあ」など、木という素材についてこんなに楽しく学べるとは…。
その後熊野の原木市場やnojimokuの拠点見学へ。
各拠点の機能の整理や、製品の配置など、細かなことも意図があることを教えて頂きました。
2日目
1日目の講義で、nojimokuのお客様は、「こだわりのある人」と教えて頂き、2日目は、そんなこだわりを持って作られた施工事例の視察に同行させて頂きました。
インターン生ですが、nojimokuの「いちメンバー」として、実際に製品が使われている場面を見るのは、胸が熱くなる体験でした。めっちゃかっこよかったです。
詳しくはこちらの記事でご紹介させていただいています。
施工事例視察(インターン生 レポート)
3日目
日曜日の今日は、若手女性社員の方と一日熊野ツアー!
尾鷲の隠れ家的本屋さんや温泉、地元野菜の直売所など、熊野のゆったりした暮らしを満喫できました。
こんな暮らしいいな…と熊野での生活を羨ましく感じる一日でした。
この日案内してくれた社員さんは、nojimoku YouTubeで「Mの日常」という動画を作られています。
今回も撮影されていたので、出来上がりを楽しみにしています。
4日目
今日は、品質管理部門の講義・体験です。
実は基準が曖昧な木材の世界。
お客様と製品イメージのすり合わせをするために、nojimokuでは独自の基準を作っており、お客様の「これじゃないんだよなあ」を減らす工夫がされています。
また、端材などを利用し行われている新製品開発の体験として、木のスピーカー作りを体験させて頂きました。
部品はすでにshopbotで切り出してあり、こんな細かいことも出来ちゃうのかと驚きました。
身近なものをどう面白くできるか?楽しみながらnojimokuの視点を学ばせて頂きました。
ちなみにスピーカーはびっくりするほど良い音に…!
お土産に頂いてしまいました。超嬉しいです。
5日目
今日は一日本社で広報のお仕事体験。
普段SNSやブログなどの記事を主に作成されている麻貴さんにお題を頂き、実際にnojimokuの広報に使う文章を書かせて頂きました。
こだわりを持って作られている、質の高い製品だからこそ、どういう言葉なら伝えられるか…頭を悩ませてしまいます。
それが難しいけれど、とっても面白いお仕事だと実感しました。
6日目
この日伺ったのは、四日市市の学童さん。
セーザイゲームの出張です!
子どもたちは果たして製材に盛り上がってくれるのか…?ドキドキのスタートでしたが、そんな不安を吹き飛ばす、大盛り上がりの会となりました。
「四面ムジが高く売れるよ」「安い丸太をたくさん買って売った方が儲からないかな?」
こんな言葉が小学生から出てくることに驚きと感動でいっぱいでした。
セーザイゲームの様子も、こちらの記事で詳しく書かせて頂きました!
ぜひご覧頂けたらうれしいです。
7日目
いよいよ最終日となった今日は、伸卓さんが熊野で大切にされている場所に連れて行って頂きました。
熊野の山々を一望できる場所で、森林というとてつもなく大きな対象を、どう面白くしていけるか、楽しみながら話される伸卓さん。
林業に関係する話題は、ともすれば暗くなりがちです。
その中でも、森林も林業も楽しむ気持ちを持たれてる経営者さん、会社があることは、これから林業に関わっていきたい私にとって、大きな希望となりました。
まとめ
熊野は山と海が近く、滞在中どちらも楽しめる景色がとても好きになりました。
漁師町ということもあってか、町の方々が皆さん明るくてフレンドリー。色んな方に声をかけて頂きました。
濃密な一週間、確実に自分を前に進める体験でした。
nojimokuも熊野も、林業に興味がある方はぜひ一度訪れて頂きたい場所です。そして、nojimokuに関わった人たちで、なんか面白い未来が描けそう。そんな風に思えます。
nojiimokuの皆さま、本当にお世話になりました!
また遊びに行きます!