2026年2月12日・13日、東京ビッグサイトで開催される「モクコレ2026」に、僕はセーザイゲームの開発者として参加することになった。
セーザイゲームとは、本物の木を使って製材会社の経営を疑似体験できるボードゲームである。
競りで丸太を仕入れ、木取りを考え、高価な材を作り出す。
2023年にはウッドデザイン賞の優秀賞(林野庁長官賞)もいただいた。

工場見学での”もどかしさ”
このゲームを作ろうと思ったきっかけは、工場見学での”もどかしさ”だった。
これまでnojimokuには何組もの見学者が来てくれた。丸太が木材になっていく工程を見て、皆さん「へえ〜」と感心してくれる。ありがたい話である。
しかし、僕がどうしても伝えたかったのは、そこではなかった。
製材職人が何を考え、どう木取りを判断しているのか。丸太の目利きと製材こそが、nojimokuの品質の要であり、僕たちがずっとこだわり続けてきた部分である。言ってしまえば、nojimokuの”魂”だ。
ただ、これを言葉で説明するのは本当に難しい。座学で話しても、どこか上滑りしてしまう感覚があった。
結局、「実際に製材してみないとわからない」という結論に至った。
とはいえ、見学に来た方に製材機を動かしてもらうわけにはいかない。
じゃあどうするか。
──ボードゲームにすればいいのでは?
そんな発想から、セーザイゲームは生まれた。
実際にゲームを体験してもらうと、言葉でしゃべるよりもずっと深く、製材の本質が伝わるようになった。しかも圧倒的に楽しい。ゲームが終わった後の座学も、皆さん真剣に聞いてくれる。
印象的だったのは、高校への出前授業である。
以前は、製材業の話を始めると眠ってしまう生徒もいた。まあ、気持ちはわかる。僕だって高校生のとき、興味のない話は右から左だった。
ところが、セーザイゲームを先にやってもらってから同じ話をすると、最後まで食い入るように聞いてくれたのである。
「楽しさ」が入り口になると、学びの吸収力がこうも変わるのかと、僕自身が驚いた。

こんなチャンスめったとないと思う
モクコレ2026では、全国各地の木材プロダクトや作り手の皆さんに出会えると思う。
しかし、製材技術の”深み”を体験できるのは、セーザイゲームだけだと自負している。
さらに今回は、他にもウッドデザイン賞を受賞した木育ゲームが一堂に会するという、かなり貴重な機会でもある。本来なら山や現地に行かないと体験できないことを、ボードゲームを通じて疑似体験できる。
木育ゲームを体感してからモクコレの会場を巡ると、いろんな木材プロダクトを見ても、どんなプロセスで生まれてきたのかをより感覚的に理解しているので、プロダクトの良さや本質的な価値を感じ取れるようになると思うので、より充実した一日になるのは間違いない。
ぜひモクコレ2026にお越しの際は、僕たちのブースに足を運んで、セーザイゲームを体験してみてください。
会場でお会いできることを楽しみにしています!!
ちなみに僕は2月12日のみで、13日はnojimokuの樋口君が現地で対応します。
体験参加申込みはこちらの申込みフォームか、下記のQRコードよりご予約をお願いします。
申込みフォームはこちら



-
2026.01.10 Sat/ writer: 野地伸卓生成AIが描けない線と、挽けない木
-
2026.01.07 Wed/ writer: 野地伸卓最高の年賀状
-
2025.12.24 Wed/ writer: nojimokunojimoku初のリアル酒場、開店します!
-
2025.08.07 Thu/ writer: nojimokuお盆休みのお知らせ
-
2025.05.08 Thu/ writer: nojimoku「旭日小綬章」を受章いたしました
- nojimokuで働くってたいへんですよね? ノンフィクション~社員たちの本音~ (2件)
- おもしろさ、ふつふつ。 (4件)
- お知らせ (26件)
- ソトノノノプロジェクトwith近畿大学 (2件)
- トピック (104件)
- のじもくインターン生のブログ (13件)
- のじもくツアー (10件)
- ゆかいなコンテナプロジェクトwith武蔵川女子大学 (1件)
- 木宰治のウッドバイ (5件)
- 木材 (5件)
- 熊野こどもだいがっこう (10件)
- 社長ブログ (8件)
- 遊木の改修プロジェクトwith早稲田大学 (23件)





