私がnojimokuという製材所を知ったのは、たまたま参加した転職セミナーでした。
参加企業の中にあった「株式会社nojimoku」という社名が目に留まり、
直感的に何か良いなと思ったのです。後から聞いた話なのですが、
社名を変更したのは私が転職セミナーに参加する約3か月前のことだったそうです…!
さっそく公式HPを確認。
そこにはnojimokuとしてのこだわりや製材に対する熱い思いが綴られており、
私の仕事に対する思いと通じる部分がたくさんありました。
〔 インターンスケジュール 〕
1日目 座学 ー nojimokuの取り組みや林業の現状について
午後から本社事務所に移動し、事務仕事を体験
2日目 終日 事務仕事の体験
3日目 広報の仕事体験 ー SNS投稿記事の作成など
│1日目 │
初めにコワーキングスペース「きのもり」にて社長による講義を受けました。
林業の現状や製材の基礎を学んだあと、
一緒に講義を受けていた川崎さんとセーザイゲームで対決したのですが、
結果は惨敗。質より量で勝負したことが敗因です。笑
今ある製材所のほとんどがBランクと呼ばれる低質な原木から木材を量産し、
大規模化を図るそうです。そうすること以外に生き残る方法がないのだとか。
そんな中で野地木材工業(現在のnojimoku)は冷静に現状を見極め、
自社にしかない強み=「良質な熊野の木」の価値を高めるために進化し続けました。
- 在庫管理システムの強化
- 製材から塗装まで自社で行う一貫生産システムの構築
- 時代のニーズに合わせ品質もアップデート
「お客様に喜んでもらうにはどうすれば良いのか」
「熊野の山が喜ぶことはしたい」
「地域のもつ価値を活かした関わり方をしたい」
常に相手本位で行動するその姿勢があるからこそ、
自然と人が集まってくるんだなと感じました。
午後からは外壁材の塗装品の検品作業に同行。
外壁材ならではの環境に配慮した加工や塗装方法などを
広報の麻貴さんに教えていただきました。
その後、本社事務所に移動し見積書の作成などの作業手順を教わり、
取り扱い製品の多さに圧倒されながら何とか1日目を終えました。
│2日目 │
この日は本社工場と事務所の朝礼に参加しました。
今日実施予定の業務について情報共有を行ったあと、
突然始まった「グッドアンドニュー」
自分の印象に残った出来事などを皆の前で発表していきます。
「こんな人達と出会いました」「こんなもの見つけました」など
なかなか聞けないエピソードを聞くことで
自分にはない新しい発見が出来るこの時間良いなと思いました。
同じ空間で事務作業をしていて思ったのが、
お互い支えあいながら仕事に向き合っているなということ。
誰かが困っているときには作業している手を止めて
特に声を掛けなくても自然と集まって皆で話し合う。
ただ、会議の様な堅苦しい感じではなくラフな感じで話をするから
役職に関係なく意見交換が出来ている様に感じました。
│3日目 │
広報業務のひとつであるSNS投稿用の記事を作成するため、
改めて本社工場へ見学に行かせていただきました。
のじもくツアーに参加した際の工場見学でも思った事ですが、
どこの工場も整理整頓されていて綺麗なんです。
工場といえばごちゃごちゃしているイメージだったので、
入った瞬間とても驚きました。
木材も用途ごとに細かく分類されていて誰が見ても分かりやすく、
また環境が整備されている事でコミュニケーションが取れ
不意の事故も起こりにくい環境が整えられているなと感じました。
広報の麻貴さんを通してどの工程においてもお客様や環境に配慮しつつ
良質な熊野の木の良さを最大限に引き出す為に手間をかけて
丁寧に木材と向き合っている姿を感じ取る事ができ、
この事実をもっと色んな人に知ってほしいなと思います。
さいごに…
まずは私を受け入れてくださった株式会社nojimokuの皆さま
3日間本当にありがとうございました。
12月という多忙な時期にも関わらず受け入れの準備から今日まで
しっかりと向き合ってくださり感謝しています。
皆さまのおかげで充実したインターンシップとなりました。
本当にありがとうございました!
2023年12月20日 前川 絵厘